2018-05

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雨のアウシュビッツ

クラクフからバスに揺られること1時間くらいだろうか…

バスを降りると、フクロウが鳴いてる。


サブいよ~。


雨のアウシュビッツは、人の言葉を奪うくらいドン底なところ。


紫色の学会がくれたバッグを肩に下げる人が多いことから、皆ワルシャワからクラクフ、アウシュビッツを見て各々の母国へ帰るのだろうか。



日本人ガイドを探すが、この日は不在。

入口横の本屋さんに入り、日本語のガイドブックを求める。私は『ズィンクィエ』と言ってみた。
ポーランド語で、ありがとうを意味する。

すると、本屋のおじいちゃんは、手招きをして奥からキャンディBOXを差し出してくれた!!


独りぼっちで、こんな片田舎の寂しい、ましてかつて大量殺人の行われた土地に来て心細かったのが、ちょっぴり負の歴史に足を踏み入れる勇気が湧いてきた!



もらったキャンディを頬張り本屋を出ると、もう既にアウシュビッツ フリーのスペルを掲げた門が見える。



働けば自由になれる…



しかし彼らの自由は死を意味していた。
当時のバラックは、そのまま保管され、展示室として残されていた。
彼等の遺品や生活状態、非倫理的な人体実験、情報を外に出すための努力、そして死へのシャワールーム…

それらは多くの見学者を失語させ、立ち尽くし、ある者はしゃがみこみ、涙を流す。


女性たちの人毛で編み上げられた絨毯の部屋には、さすがに吐き気けがして、私には入る事が出来なかった。


せして、最後に行き着く先は、ガス室。

ここから出てくると、生きる事への諦めしか感じられなかった。


しかし、現代医学の発展に、ここで起きた非倫理的な人体実験を避けて語ることは困難なのである。


研究者のはしくれとして、心が痛かった。




ガス室を出ると
何処からか鐘の音…


ちょうど正午を知らせるチャペルの鐘は、見学者たちにどんよりと響いたであろう。

何の救いすら感じなかった。


……………………………………………………………

帰りのバスは、ぐったりして寝込んでしまった。

クラクフに戻ると、ドクタースラベックは大きくて温かな手のひらを広げて待っていてくれた。
その後ろには、後輩と彼女のお母さん!

なんだか、とっても疲れていたのが嘘みたいに元気になれたのだ(>д<)



今夜はポーランド最後の夜!
スラベックは私達に、
古都クラクフの絶景と
ウォッカのスペシャルナイトを用意してくれていた!


つづく
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アウシュヴィッツ強制収容所 Das KZ Auschwitz-Birkenau und Schindler

ヨーロッパに長期滞在することになったら、一度は見に行きたいと思っていたところが、アウシュビッツ強制収容所だ。何も怖いもの見たさから思っているのではない。未曾有の大量殺戮の現場に自ら立つことで、戦争の残酷さをより近くで感じ、平和の意味を考え直すためだ ・...

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