FC2ブログ

2018-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

奇跡

ベランダの下には先月産まれた子猫が3匹じゃれあって遊んでいる.

「今朝は,奇跡は起きなかったんだよ」

ふと私を見上げる子猫たちは感じているのだろうか・・・.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今朝,目が覚めると
梅雨の明けた関東地方は快晴で
太陽の光が眩しいほど
部屋の中に差し込んでいた.


ニャンコの様子を見に1階へ降りる.
うちに来てから今日で10日目である.


ニャンコはベッドから私をじっと見ていた.


「ニャンニャン!喉乾いたでしょ.お薬も飲まなきゃね」
歯ブラシしながらニャンコを撫でようとした



え!?
ニャンニャンが冷たい!






小さくなって小さくなって


遠くなっていく視界の中で
私を探していたのかなぁ
ニャンコはずっとどこか上のほうを向いて
いつも私の顔をのぞく時のような
愛らしい
ピュアな瞳をキラキラさせて
静かに
そこにうずくまっていた


もう
その体に温かさはなく
いくらオデコをなでても
ウットリした表情もしない
イヤイヤもしない
体は もはや冷たく硬くなっていた



昼休みに職場を抜け出し
獣医さんが教えてくれた
動物の火葬場へ友人とニャンコと2人と1匹でいった
ニャンコは赤い金糸の布をかけてもらって
丁寧に仏前に安置され
お線香を2人でたいた.

バイバイ

ニャンコ


ニャンコ・・・どっかに行っちゃった.
もう一回 暖かくて小さなニャンコを胸に抱きたい
ミルクを飲ませるごとに感じる小さな鼓動を腕に感じたい


ニャンニャン・・・
たった1週間だったのに
大好きだったよニャンコ
名前もつけてあげられなかった


大嫌いな目薬やお薬を溶いたミルクを与えて
マリはニャンニャンに嫌われちゃったと思ったけど
昨日の夜は
マリの足もとにすり寄って
ペロっと舐めてくれたね.
ぬくかったな.
マリは嬉しかったんだよ.


七夕の夜に
もう駄目かもと言われ
病院の先生と
一生懸命,病気と闘って
一晩中,30分おきにお薬を飲ませて
温める為に,身体さすって,室温を25度に汗だくで
一番症状が重たいときは友人が病院を往復してくれて
お互いフラフラになりながら一緒にがんばって乗り切って
ニャンコがドライフードが食べられるようになったとき
もう大丈夫って
本当によかったって心から思ったし
これからずっと一緒にいようって
心に決めたんだよ

みんなに助けてもらった
大切な命だったのに
マリは助けてあげられなかったのかな?




気づくとこの部屋にはニャンコのものが
とっても多くて驚いた.


お薬セット
お食事セット
お手製のベッドに
お手製のトイレ


赤ちゃんだから
哺乳瓶や
ミルクの缶
大きな真っ白いタオル
小さなタオル


ニャンコと一緒に暮らしていけるものが
たくさんあった



火葬場の帰りに
お世話になった獣医さんのところへ2人でいった.


「こんにちは~」
そこには何やら
スタッフが集まっていた.
保健所で処分されるはずだった
野良猫の赤ちゃんを
先生がちょうど保護したところだった.


抱っこさせてもらった


ぜんぜん違う.



ニャンコは同じ小ささでも
もっと骨ばっていて
もっと痩せっぽちだったんだと

今更気づく.



あの小さい体で
よく頑張ったんだね.
ニャンニャン,偉かったよ.

「最後,苦しんだ顔なんか全然して無かったじゃない」
うん.きょとんとした可愛い顔してた.


マリはもっともっとニャンコのことが好きになったよ
だから・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ネコの1週間は人間の1カ月とも言われているそうだ.
私にも1カ月に相当する重みがあった.


あいさつに行ったとき獣医の先生が
絵葉書をくれた.

「ちょうどこのハガキ,今出そうと思ってたのよ」


そこには

「あったかいおうち
やさしいことば
うれしいだっこ
今まで味わったことのない時間
たいせつなひととき

愛された命って
心の中で生き続けて
いつまでも絆になってくれるとおもいます」


絵葉書のほうはイラストは先生が書いたみたい
絵葉書



今すぐにでも抱きしめたいよ




おうちの外では
元気に走り回る(おそらくニャンコの兄弟であろう)子猫達がいる

「今日はね,とっても悲しいことがあったんだよ」

子猫達は一瞬こっちを振り向いた
1匹が <ニャン>・・・と,うづくまった

わかったのかな


ただいま  とドアを開けても
ニャンコはもういなくて
空席のベッドは
もうすぐニャンコが病院から戻ってくるんじゃないかと思うくらい
自然にある.


友人はニャンコのベッドをカタしてくれた.



もう奇跡は起こらない
でもね,
いろんな奇跡があったんだよ.
ミルクもいっぱい飲んだし
ご飯もいっぱい食べた
トイレも一人でできるようになった

何よりの奇跡は
瀕死状態でマリと一晩中一緒に寝た日,
ニャンコの体温が38度まで回復したこと!
昨夜,マリにからだを摺り寄せて
舐めてくれたこと!


いっぱいありがとうニャンニャン.
これからもずっと大好きだからね.

ゆっくり休んでね.
もう起こしたりしないから・・・
ニャンニャン.

ニャンニャン.

にゃ

スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●

残念…

こんばんはお疲れ様
よくわからないが…残念だったね
マリンコリンさんも猫に癒されたし、その猫も癒されたと思うよ
残りの猫も大切に育てないとね

私も少しだが、ニャンコのお世話をし、
これまでの彼の足跡をみていた。ヤンチャな所も感じた。
彼の治療で病院にも行った。
格別動物が好きということもなく、嫌いでもない。
最初見せてもらったときも、
とても小さく、か弱かった気がする。
・・・七夕の夜の奇跡・・・
この時、少しの間だが私も同席していた。
病院の先生からの話で、涙もした。でも!願いは通じた。
これは奇跡ではなく、
マリンコリンさんと彼、お互いの力強さ、絆なのかと思った。
しかし、この日の朝、連絡が来て駆けつけ驚いた。
もう、何もしてあげることができないんだね・・・・
ありきたりな言葉ですみません。
とても男前で、りりしい顔の亡骸だったよ。
なによりも、本当に幸せそうな顔だったよ。
手を焼いただけ、彼から色々教わったんじゃないかな。
その気持ちを大事にし、前向きに行きましょ。
そして私からのお礼「少しだけだったが楽しかったよ」
と、伝えてあげてください。
・・・・・さ~頑張りましょう!!・・・・


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://marinkorin.blog52.fc2.com/tb.php/151-a9f89a96
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

灯篭 «  | BLOG TOP |  » 駅

プロフィール

マリンコリン

Author:マリンコリン
************
年齢:♡
性別:♡
住所:地球外 マリンコリン☆
職業:食事を美味しく食べられるようにしてあげる仕事
趣味:食事、旅行、ダイビング、フォトシネマ
************

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カレンダー

09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。